「任意整理」に関するお役立ち情報
任意整理後の残債務額を確認する方法について
1 任意整理をした後の残債務額の確認方法は主に2つあります
任意整理によって返済条件を変更した後は、返済条件を記載した和解書の内容に従って返済を続けていくことになります。
多くの場合、任意整理後の返済期間は36~60か月程度です。
返済は長い期間に渡るため、実際には、途中でいくら返済したかがわからなくなってしまうということもあります。
残債務額を把握しておくことは、将来の生活資金等の見通しを立てるためにも重要なことです。
任意整理後に残残額を確認する方法としては、主に次の2つが挙げられます。
①直接貸金業者等に連絡をして確認する
②返済代行を弁護士に依頼している場合は弁護士経由で確認する
以下、それぞれについて説明します。
2 直接貸金業者等に連絡をして確認する
任意整理をした後、ご自身で直接貸金業者等が指定する口座に毎月金銭を振り込んで返済をしている場合は、その貸金業者等の連絡窓口に直接問い合わせることで、残債務額を教えてもらうことができます。
貸金業者等への問い合わせの際には、和解書に関する情報が必要となることが多いです。
任意整理の際に作成した和解書をお手元に用意してから、問い合わせをするようにしましょう。
現実的には、和解書を紛失してしまうというケースも見受けられます。
任意整理をしたら、弁護士から渡された和解書をしっかりと保管、管理しましょう。
3 返済代行を弁護士に依頼している場合は弁護士経由で確認する
任意整理後の貸金業者等への返済代行業務を提供している弁護士事務所もあります。
任意整理の対象とした貸金業者等が複数あると、それぞれ振込先口座や振り込み期限が異なるため、任意整理後の返済の負荷が大きくなります。
そこで、例えば貸金業者等3社に対して任意整理をした場合、毎月の返済額合計額と送金代行手数料を弁護士事務所に振り込むことで、弁護士事務所が送金の代行をします。
これにより、返済の手間を軽減できることに加え、弁護士が貸金業者等の窓口となって問い合わせ等をすることもできます。
残債務額を知りたい場合は、弁護士を経由して貸金業者等に確認をすることができます。























